大川学園は1945年10月、終戦直後に「飯能ドレスメーカー女学院」として埼玉県飯能市に創立され、80年の歴史を歩んでまいりました。
創立の背景――終戦直後の女子教育への熱意
大川学園の歴史は、第二次世界大戦の終結とともに始まりました。戦時中、女性たちは「もんぺ姿に防災頭巾」が一般的で、ファッションを楽しむ余地もなく、行動や思想の面でも大きな制限を受けていました。終戦を迎えると、それまで抑圧されてきた感情が一斉に解放され、洋裁ブームと女子教育への関心が社会的な高まりを見せます。物資不足の時代にあって、人々は手持ちの洋服や着物を仕立て直して服を作るようになり、各地に服飾専門学校が次々と設立されていきました。こうした時代の要請と、女性たち自身の「高いレベルの教育を受けたい」という切実な声に応える形で、校祖である大川二郎先生と大川愛子先生が1945年10月、埼玉県飯能市に「飯能ドレスメーカー女学院」を開学したのが、大川学園の出発点です。
各種学校認定から学校法人へ――歩みの主な節目
創立後、大川学園は時代の変化に合わせて段階的に教育体制を整えてきました。1948年5月には各種学校として認定を受け、1954年3月には学校法人としての認定を取得しています。同年8月には全国ドレメ認証校協会設立発起人として杉野学園ドレスメーカー女学院認証校となり、1958年4月には杉野学園指定校制度の優良校として県下一の指定校となりました。1976年3月には専修学校制度の制定により「大川女子学園家政専門学校」として許可昇格し、1980年10月には高等課程に大学入学資格が付与されるなど、教育機関としての位置づけを着実に高めてきました。
服飾教育から医療・福祉教育への展開
約半世紀にわたり服飾と女子教育を主軸としてきた大川学園は、1993年に高等学校へ情報ビジネス科と生活アート科を新設し、男女共学へと体制を転換しました。1995年4月には福祉科を設置し、これを契機に福祉教育へも本格的に取り組み始めます。1996年4月には大川学園福祉教育専門学校を開校して介護福祉学科を新設し、2003年4月には大川学園医療専門学校を開校して柔道整復学科・鍼灸学科を設置しました。そして2005年7月、週1日の登校で卒業を目指せる通信制高校「大川学園高等学校」が開校し、医療専門学校と福祉教育専門学校を統合した「大川学園医療福祉専門学校」が誕生します。現在は同専門学校を柔道整復学科・介護福祉学科の2学科体制とし、地域の医療・介護を担う人材育成に力を注いでいます。
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参照元:https://www.ohkawa.ac.jp/history, https://www.ohkawa.ac.jp/thought
